〈古典①の続きです〉

長い歴史のなか、その時々の情勢によって少しずつ文字は変化していきました。
地域や流行、目的なども大きく影響しています。画数が違ったり、字形自体も違っていたりするなど様々です。
それら文字の変遷を学ぶのが古典臨書の重要な点であり面白さでもあります。

そして、単に文字の形を追うだけでなく、
古典作品には当時書かれた作家の気持ちや熱意が込められているものも多く
その筆意を学ぶためにも役立っているのです。

古典を学ぶことにより、文字を書くための『引き出し』を増やすことができます。
引き出しが増えれば創作のバリエーションも増え、お習字が書道になり、書作する楽しみが広がります。

古典は難しいものではなく、書道の奥深さや楽しさを教えてくれる最高のお手本です。

当教室ではその楽しさを知っていただくために
『古典』を基礎としてお稽古をしています。
同時に何種類かの古典を書いたりもします。だって同じのばかり書いても楽しくない…。

ほんとにざっくりとした説明でしたが・・・
なんだ!古典て小難しいだけのものじゃないんだ!と感じていただければうれしいです。